◎夜の9時過ぎ、ひとりで近所のラーメン屋へ行く。2人用のテーブルが2つ、4人用のテーブルが2つ、座敷に6人用のテーブルが2つという店内。おれが店入った時、ちょうど2人用のテーブルで食事をしていたひとりの客が勘定を済ませて店を出た。店内は座敷に4人の客が6人用の1つのテーブルで食事を、ひとりの客が4人用のテーブルで食事をしていた。2つの2人用のテーブルの上はまだ片付けが済んでいなかったので、店員に一言ことわって、おれは4人用のテーブルの席につき野菜ラーメンと炒飯を注文。タバコを一服しながらテーブルの隅に置いてあった中日スポーツを読みながら料理が出来るのを待っていた。そこに近所の横浜ゴムの関連会社に勤務していると思われる、たぶんブラジル人と思われる4人組がやってきた。ひとりは女性で、ひとりはたぶん日系ブラジル人、ひとりは白人っぽいたぶんブラジル人、ひとりはやや褐色の体の大きいたぶんブラジル人。座敷席は苦手らしく、2人用のテーブル2つに別れて座ろうか相談し、迷っている感じだった。白人っぽいブラジル人が、おれに「すみませーん席」と声を掛けてきた。日系ブラジル人と褐色のブラジル人がそんなことしなくていいよとおれに遠慮してか白人っぽいブラジル人に言っている。おれは「どーぞどーぞ」と席を譲り、片付けがすでに終わっている隣の2人用のテーブルへ移動。そして野菜ラーメンと炒飯がやってくる、店員に運ばれて。白人っぽいブラジル人が席を譲ったお礼に生ビールをおごると言ってきたが、おれには野菜ラーメンと炒飯があるからいいと丁重に断る。